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看護師の給与は、基本給の他にあらゆる手当が加算された形で支払われます。

諸手当の内訳としては、役職手当、住宅手当、扶養手当、拘束手当、危険手当、日直手当、当直手当、准夜勤務手当、深夜勤務手当、休日出勤手当、食事手当、福利手当、時間外手当などがあります。

役職手当は、役職によって額が異なり、主任看護師であればだいたい22,000円ほどです。

住宅手当は規定あれば全員に支払われ、11,000円程度、扶養手当は配偶者に対して8,000円程度、その他に対しては6,000円程度払われるのが普通です。

拘束手当は手術室や産科などに勤務している場合に、危険手当は放射線科などに勤務している場合にそれぞれつくものです。

日直手当とは休日昼間の業務に対して払われる手当で、だいたい11,000円程度の金額になります。

当直手当は2交代制の当直勤務(仮眠のための時間を含む深夜帯を中心とした16時間程度の勤務)に対して払われるもので、10,500~13,500円程度です。

準夜勤務手当、深夜勤務手当というのは、3交代制の準夜勤(だいたい16時から深夜0時までの8時間勤務)と深夜勤(深夜0時から翌朝8時くらいまでの8時間勤務)に対して払われる手当で、准夜勤手当がだいたい1回当たり3,500~4,500円程度、深夜勤手当が1回当たり4,600~6,000円程度となります。

休日出勤手当とは、休日に出勤した場合につく手当で、代休が無ければだいたい11,000円程度、代休があれば3,700円程度が支払われます。

食事手当は、勤務時間の食事補助のために払われるもので6,000円程度です。

福利手当は福利厚生のために支払われるもので、だいたい3,700円程度です。

時間外手当は、超過勤務に対して支払われるもので、普通残業であれば25%増、深夜残業であれば50%増、休日残業であれば35%、休日深夜残業であれば60%増となります。

この他にも、放射線下での処置に対する手当が1回当たり200~300円ほど付いたり、遺体処置手当が1回当たり1,000円ほどついたりしますし、病院などによっては、更にいろいろな名目の手当がたくさん付くところもあります。

看護師の給与は、額面的には同じ年齢の他の業種の人よりも高額に見えます。しかし、実際は諸手当によって水増しされた後の金額です。しかも休みが少なく仕事がハードという事を考えると決して高い給与水準とは言えません。

看護師の給与の中で最も多くの部分を占める基本給ですが、病院や施設によって算定の基準がまちまちです。算定基準は、年齢や学歴、勤続年数などを重視した「属人給」と、仕事や役割に応じた職務給、職能給、業績給など「仕事給」の大きく2つに分けることができ、実際にはどちらか一方、またはその2つを組み合わせた形で基本給が決められています。

諸手当に関して言えば、その中でも特に額が多いのが、時間外手当と夜勤手当です。そのため、看護師の給与は夜勤の有無で大きく額が変わってきます。

看護師の職場の中で夜勤があるのは、病院など入院設備のある医療機関です。そのような施設で働く際、3交代制を採用している施設であれば準夜勤または深夜勤という形で、2交代制を採用している施設であれば当直という形で夜間帯に仕事を行うことになります。

3交代制の場合、24時間をだいたい8時間ずつに割って勤務時間を決めているので、準夜勤が16時~0時、深夜勤が0時~翌朝8時半くらいまでとなります。

2交代制の当直は夜中に仮眠の時間を含んでいるため、夕方から翌朝までの約16時間勤務となります。

手当としては、准夜勤手当がだいたい1回当たり3,500~4,500円程度、深夜勤手当が1回当たり4,600~6,000円程度、当直手当が10,500~13,500円程度です。

厚生労働省の通達では夜勤は1ヶ月に8回までとなっていますが、実際には人手不足を理由にそれ以上の夜勤を課している病院もあり、日勤から続けて夜勤に入るというハードなスケジュールをこなしている看護師も少なくありません。

また、夜勤をした場合、深夜勤務1回につきいくらという定額の夜勤手当の他に、22時~翌朝5時までの間に勤務したら、その勤務時間数に応じて対象給与額の25%相当の割増賃金を上乗せ支給することが労働基準法で定められています。施設によってはその割増しがなされていないことがあるため、給与明細はきちんと確認した方がよいでしょう。