看護師は女性が圧倒的に多い職業です。そのため、結婚や出産のために一度退職したり、休職したりすることがよくあります。それは、仕事と育児などを両立できるかどうか不安に感じる人が多いからでしょう。

でも、結婚や出産を機に看護師の仕事を辞めてしまう人ばかりではありません。現場で働く看護師の中にも、家庭では母親としての役割を担っている人がたくさんいます。そのような人たちの中には、「患者も大事だけど子どもとの時間もきちんと持ちたい」と考えながら、結果的にどちらにも重きを置くことができずに悩んでいる人が大勢います。例えば、次のような悩みを訴える看護師のようにです。

公立病院で働く看護師N.Nさん(31)の場合

育児休暇が終わって、元々の働き方に戻してみたのですが、育児との両立は本当に大変です。何が一番大変かというと、時間が不規則で夜勤もあるため、普通の保育園では預かってもらえないということです。今は義母に面倒を見てもらっていますが、義母自身、健康に不安がある人なので、このままずっとというわけにはいきません。どうしたらいいでしょうか?

看護師には人一倍「誰かの役に立ちたい」という気持ちの強い人が多いため、仕事も育児も納得のいく形でできないということになってしまうと、それがストレスとなってしまうケースがよく見られます。逆に、きちんとワークライフバランスを考えた仕事の仕方ができれば、力を発揮することができ、看護師として長く働き続けることも可能となります。

例えば、夜勤のある病院で働く看護師は育児と両立させることが難しいのですが、保育所が併設されている病院を勤務先として選ぶことで育児との両立が可能となる場合があります。24時間対応の保育所を併設している病院もありますから、そのような転職先を探してみるのもよい方法でしょう。

また、外来への配置転換を希望してみるというのもよい方法かもしれません。日勤の時間帯だけであれば、一般的な保育園でも預かってもらうことができます。

更に、日勤ということであれば、先々のことを考えて、家族と休みを合わせやすい小規模のクリニックなどで働くということも考えられます。

看護師であるとともに母親であることも大事にした働き方を選ぶことで、看護師としてより長く働き続けることができるのです。